メビウスの輪


このブログでは日本人男性が描く、タイ人女性
との正解のない恋愛小説を公開しています。

どんなに傷つけあってもメゲない、日本人男性
独特の優しさと強さ(弱さも)から紡ぎ出される
愛の軌跡を追ってみましょう!

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「第1話から順番に読みたい」って人は、このメッセージボード右の「タイトル別アーカイブ」ってところから読んでもらえると、昇順(古い記事順)になっているので、読みやすいかも。試して見てね!

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2018年01月

【サムのタイ日記】2001年9月4日 前編 鼻をつままれて、目が覚めると時間は9:30(1)

鼻をつままれて、目が覚めると時間は9:30、Nちゃんがにっこり笑って、「おはよう」と声をかけて来た。
早いねと言うと、電話が鳴ったから、目が覚めたと言ってきた。

おそらく、セイかイマケンだろう、それを彼女に告げると、

N「そう、あなたは今日どうするの?」

俺は彼女に今日は観光するつもりで、俺は行った事があるのだが、彼らを案内しなければならないんだと伝えて、シャワーを浴びて帰るように言った(冷たいでしょうか?)。

彼女がシャワーを浴びて、着替えが終わったところで、財布の中から、5000B取り出して渡した。
彼女はびっくりして、どうして?って聞いてきた。

今はまだ、感謝の気持ちを俺はお金でしか現せないし、それが一番君にとってもいい事だろう。

そして、君の気持ちが本当に嬉しかったから、そのためのお金だと告げると、彼女はしばらくお金を見つめていた。

俺が彼女の手を取って握らせて、困る事はないだろう、と言うと、彼女は不思議な事を言ってきた。

N「これがあなたの心なの?」
(すいません、今までの全ての会話に言えることなのですが、英語で会話してるので、直訳ではなくニュアンスでの会話です、この時の彼女の言葉も、たぶんこうだろうと思ってます)

サム「もちろん!、これが俺の心だ」と言うと、彼女は黙って受け取った。
これは失敗だったかもしれません・・・・もし、彼女が本当に好きならば、違う答えが妥当だったと、今は反省してます。

こうして、彼女は帰って行った。
そして、2度とこの部屋に来ることは無かった。

セイとイマケンに内線して、本日の予定及びミーティングです。

イマケンは、昨日レインボウでMちゃんがいなかったから、別の子をペイバーして帰り、やはり、終わった後さっさと帰ってしまったそうな(うーん、やっぱり、それが普通なのでしょうか?さみしいね、ビジネスライクって)。

サム「イマケンそれはまずいぞ、Mちゃんにばれたら怒るぞ」

イマケン「え、そうなんですか?だってお店では大丈夫だって、それにその子も問題無いって言ってましたよ」

サム「あほか!ダメに決まってるだろう、お前さ、Mちゃんと、その子と、どっちが良いの?」

イマケン「Mちゃんですね~」

サム「あほ!だったらすんなよ、そんな事・・・」

イマケン「まずいですかね?」

サム「めちゃくちゃまずい、だって、今日も行くつもりなんだろ、Mちゃんに」

イマケン「ええ、今日は少し早めに行って、Mちゃんを連れてくるつもりです」

サム「まず、100%ばれてるから、謝ったほうがいいぞ、ゴメンナサイって素直にいうんだぞ」

イマケン「そうですか?まあ、解りました」
と、渋々了承してましたが、なんで謝らないといけないかを分かっていませんでした、本当にアホですね、こいつ。

しかし、この後、こいつは自分自身に振りかかる災悪を、予想していなかった(まあ自業自得だけどね、俺から見れば)。

夜の予定は、俺としては、昨日タニヤでリベンジを推しました。

やはり、やられてやられっぱなしは、つまらないし、何よりも、それで、彼らにタニヤを嫌って欲しくなかったからです。

だから、別のお店にリベンジするつもりで、タニヤを提案したのですが、2人とも、タニヤはもういいです、といってダメでした。

しかし、俺はやはり、1人でタニヤに行く事に決めて、2人はナナに行く事に決まりました。



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【サムのタイ日記】2001年9月3日 後編 評判の良いハリウッドへGO!(3)

部屋は出て来る時に、クリーニングを頼んでいたので、奇麗に片付いてた(紳士の嗜みですね)。
Nちゃんはホテルに来る間、一言もしゃべらないので、俺も一言も喋らなかった。

部屋に入ると、俺は椅子に座ってタバコに火をつけたが、Nちゃんは入り口のところに立ったままだ。
ちょっと、腹が立っていたが(彼女が口をきかない事に対して)、なるべく優しく、

サム「こっちに来て、ベットのところに座るといい」
と声をかけると、おずおずとベットの側まで来たが、立ったままだ。

サム「どうしたの?座るといいよ、疲れるだろ?」

N「怒ってる・・・」

サム「そんなに怒ること無いだろ、約束も守ったし」

N「違う・・・あなたが怒ってる・・・」

サム「俺が?(確かに、ちょっと、むかついてた)なんで?怒ってないよ」

N「うそ・・・怒らないで、私はあなたを、ずっと待ってるつもりだった、でも・・・・・」

サム「怒ってないよ、俺が遅くなったのが悪いんだ、だから怒ってない、おいで」
と言って、彼女の手を取って、俺のひざの上に座らせて、軽く抱きしめながら、彼女のストレートの髪を丁寧に撫でてあげる。

N「本当?ごめんなさい!本当は、あなたが来たら、すぐに分かるように1階にいたの、そしたら・・・」

N「お願い嫌いにならないで、私は、あなたに日本人の奥さんがいたとしても構わない」

サム「昨日も言ったろ、俺には奥さんはいないよ。彼女もだ、日本人もタイ人もね」

N「私の事嫌いにならないで、お願い」

サム「嫌いだったら、君を連れては来ないよ、心配するな」
と言って、彼女をやさしく抱きしめた。

Nは、ポツポツと自分の事を話し始めた。

彼女は大学生で、19才というのは本当らしい。
そして、グレースには友達に誘われてきたらしい。

自分の専攻は英語で、勉強はとても大変だと言ってた。
最初に会った時に喋らなかったのは、恥ずかしかったからで、本当はとても英語が上手だった。

もちろん、結婚はしていない、彼氏も現在はいないそうだ。
前にタイ人の彼がいたのだが、薬をやるようになって別れた。

タイ人の男はコリゴリと思い、グレースにいけば、外国人の彼氏が出来ると友達に聞いて、興味本位で来てみた。

グレースで初めて出会ったお客がサムだと。
最初の時に俺が、相方ではなく、彼女がいいと言われて、とてもびっくりした。

相方の方が、綺麗だし、私は全然胸がない・・・化粧も下手なので、俺が自分を選ぶとは思ってなかった。

今日、白人が自分を連れ出そうとした時に、約束があるからダメだと言っても、聞いてもらえなかった。

あのまま、サムが来なかったらどうしようかと思い、本当に恐かった。
等々を一気にまくし立てた。

そして、最後に私を信じて欲しい。
今はあなただけと言ってきた(まあ、本当かどうかは怪しいですが・・・)。

サム「もういい、おいで」
と言って、手を取ってベットに彼女を連れていき、しばらく彼女を慰めた。

俺が、なるべく、優しい言葉を選んで声をかけてるうちに、彼女は泣き出してしまい、ちょっと戸惑った(女の涙は最強の武器だよね・・・)。

なんとか、彼女を落ちつかせて、1回すると、時間はもう5:00を過ぎていたが、最後の力を振り絞って、彼女が寝つくまで優しく声をかけながら、頭を撫でてあげた。



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【サムのタイ日記】2001年9月3日 後編 評判の良いハリウッドへGO!(2)

グレースにつくと、昨日のお色気ガールズが、手を振って合図してきましたが、軽く手を振って流しました。

地下は昨日同様に雑然としていて、人も多かったが、日本人は1人もいないようだ。
ネットでは、グレースに行かれている方も多いようだが、サムはここで日本人を見た事が無い。

しばらく、うろついてみたが、Nちゃんを超える存在は見当たらない、Nちゃんもいなかった。

しかし、ここで偶然ですが、なんとMちゃんに再会!(たぶんです)
Mちゃんは俺の顔を見ると、スッと視線をそらして、店の外に出ていってしまった。

何故か・・・・Mちゃんは、すっかり、変わってしまってた。
まず、かなりの化粧をしていて、本当に、前回のような、素人っぽさが全く無くなっていました。
そして、服装も、すこし派手めな感じでした。

俺と視線があった時の表情は、間違い無く俺を認識しており、まずMちゃんと見て間違い無いでしょう。
しかし、彼女は言葉を交わす所か、俺を避けるように逃げてしまった。

たぶん、彼女は・・・・気まずいのではないかと思います。

俺が知ってるMちゃんは、1年前のMちゃんであり、今のMちゃんは、違うMちゃんへとなってしまった(当然と言うのは悲しいものがあります)。

だからこそ、俺には会いたくなかったのでしょう。
今の自分を知ってるから・・・・(推察ですが・・・違うかな?)。

Mちゃんが、俺に会いたくないのなら、会うべきではないと思い、再びNちゃんの捜索。
地下にいないので、上のロビーかと思い、ロビーへ行くと、3人組みの中にNちゃんがいました。

その、3人組みに、白人2人組みが声をかけてる様でした。
Nちゃんはずっと下を向いていて、俺には気がつかないようでした。

昨日の相方が俺に気がついて、Nちゃんに合図を送ったようで、顔をあげたNちゃんが俺に気がつきました。
目が合うと、俺に懇願するような目で俺を見るので、白人が俺に気が付いて、なにやら、彼女達に言ってます。

うーん、どうやら俺のことを言ってるのは間違い無いので、どうしたものかと思案してると、相方ちゃんが俺を手招きします。

しょうがないので、その場に行くと白人が

白人1号「今日この子と約束してるのか?」

サム「・・・まあね」

白人2号「本当か?じゃあなんで、すぐにこの子の所にこなかったんだ?」

サム「彼女を捜していたのは本当だ。約束もしてた。しかし、君達と話していたから、来れなかったんだよ」

白人1号「そうか分かった、しかし、俺は彼女を連れて帰るつもりだ。いいか?」

サム「そうか・・・」

と言って、しばらく考える振りをして、彼女の顔を見ると、やはり、うつむいたままで、こちらを見ない。
ただ、黙って、手をギュッと握っているだけだった。

サム「Nちゃん、君は俺と約束していたけど、君はどうしたい?」

N「あなたはどうしたいの?」と小声で答えた(質問を質問で返すなーーーー!)

サム「そうだな、約束してたから、俺はここに来たんだよ」

N「ありがとう、この人は私を欲しいって言ってくれてるけど、あなたは約束したからなの?」

なんか、駆け引き&試されてるみたいで腹が立ってきたので、黙ってると相方ちゃんが、俺のすそを掴んでこっちに来いと言って引っ張られて席を立つ。

相方ちゃん「Nの事嫌いなのか?Nはあなたのこと大好きなんだよ、なんでちゃんと言ってあげないの?あなたがはっきり言えば、Nは喜んであなたに付いて行くし、白人も問題無いわよ」

サム「そうか?だけど今君が俺とここで話してるから、ここで俺がはっきり言っても、白人は、君が俺にそう言えって言ったみたいにとると思うぞ」

相方ちゃん「大丈夫、Nはあなたが大好きだよ、今日だって待ってる間、あなたの話しを何度もするんだから、お願い、ちゃんと言ってあげて」

サム「分かったよ」

と言っては見たものの、たぶん、この時の俺は、かなり複雑な表情をしてたと思うが、まあここは気持ちを入れ替えて、向き直る前に軽く気合を入れて、白人の元に戻った。

サム「ごめんね、彼女と約束していたのは俺だ、彼女は俺と一緒に帰る事になってる」
と言って、Nちゃんの手を掴んで立たせて、もう一度、白人にごめんねと言って、さっさと表に出てしまった、
出る直前で振り向くと、白人が何やら叫んでいたが、俺にはもう関係の無いことだ。

グレースの駐車場を出て、通りに出ると、彼女の手を離して、

サム「これで良いのか?戻りたければ戻っても良いよ、君の好きにしていい」
と言うと、又もやうつむいてしまい、やれやれと思って頭をかいていると、そっと手を伸ばしてきて、俺の手を握って、体をぴったりと寄せてくる。

これが彼女なりの返事だろうと判断して、そのまま手をつないでホテルへ戻った。


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【サムのタイ日記】2001年9月3日 後編 評判の良いハリウッドへGO!(1)

分かれて俺は、1人で評判の良いハリウッドへGO!
ハリウッドに入るのは初めてなんですが、中は中々の盛況ぶりで、盛り上がってた。

時間的には、10:00を少し回ったところだったのだが、女の子の数もたくさんいて、レベル的にも悪くはないでしょう。

そして、やっと、1人になれたので、ゆっくり自分のお気にを見つけるつもりで、見回していましたが、俺のスカウターをぶっ壊すくらいの反応はなかった。

その代わり、といってはなんだが、いきなり・・・(英語ですが)

?「ああーーあなた私覚えてる?」

サム「?うーん知らない・・・誰君?」

バシィ、バシッ、2連打で軽くですが、ほっぺを叩かれました。

サム「なにすんだよ!ゴラァ」

?「ヘイ!忘れた?私悲しいよ」と言って泣きまねします。
(はてな?確かに、なんとなく見覚えがあるんだけど・・・・)

?「あなたと私が会ったのはレインボウ2よ、お店移ったの」

サム「あああああ!思い出した、俺が土壇場でチェンジしちゃった子だよね」(前回14日参照Pちゃん)

P「やっと思い出したわね、私はあなたのこと良く覚えてるよ」
すげーな、俺ペイバーもしてないし、少ししか会話してないのに良く覚えてるよな、やっぱり、ドタキャンしたから恨んでるのか・・・

しかもご丁寧に、名前までしっかり覚えているからコワイ・・・

サム「良く俺の事覚えていたね」

P「うん、だってあの時、私はあなたがペイバーするって言ってくれて、とっても嬉しかったんだよ、それなのに・・・・」

と言って、俺の鼻をギュとつまみます(タイの女の子って、すぐ鼻をつまむね)。

サム「本当にごめんね、悪かったと思ってるよ」

P「いいわよ、こうしてまた会えたしね」と言って、ニコッと笑ってくれます。

サム「そうだな、この前のお詫びに、コーラを奢るから、少し話せないかな?」

と言って、コーラを奢ってしばらく話していると、スタッフの強面のおばさんが、彼女のひざを突つきます。

P「ごめんね、ステージに行かないとダメなの、待っててね」
と言いながら、ホッペにキスして去っていきました。

彼女は、もう戻って来ないんだろうな・・・と思いながら、ビールを飲んでいると、入れ替わりで、女の子が隣に座ってきます。

コーラ奢れと言ってきますが、あっさりNOと言って撃退、そして、2人目の子が、座って同じように言ってきた時に、彼女が戻ってきて隣ではなく、テーブルの前に立ってます。

そして、この子良いよ、ペイバーすればと言って勧めてきます。

いや、この子は俺の好みとは少し違う、君が隣に座ってくれと言って、隣をPちゃんに交代させます。

Pちゃんは何人か声をかけては、俺に勧めてきますが、俺の反応はイマイチです。

そうこうしているうちに、またもや、彼女がステージに上る番がきて、おばさんにひざを突つかれます。

P「待っててね、又戻ってくるから」と言って去ろうとする彼女の手を取って、

サム「どうすれば、君はずっとここにいてくれるんだ?」と言うと

P「ペイバーされていない子は、ステージに上らないといけないルールなの」と悲しそうに答えます。

サム「君は、俺に自分をペイバーしろって、言わないのか?」

P「うん、あなたは私をペイバーしないのは分かってるから」と言いながら、悲しげに笑って

P「だから、他の子をペイバーしてあげて」と言ってきます。

サム「分かった、君をペイバーする。そうすれば、君は俺の横にずっと座ることができるんだろ」(サムスマイル!)

P「本当?無理しないでいいのよ、私で良いの?」

サム「俺は君が横に座ってくれると嬉しいよ」

P「前回のことなら気にしないでいいのよ・・・・」といいながら、うつむきながら、後ろを向いちゃいます。

手を引いて彼女を強引に座らせて、彼女の肩を抱きながら、

サム「俺の事がイヤならそう言って良いよ、前回酷い事したから、それはしょうがない」

サム「これはチップで良いよ」と言って500Bを握らせると、彼女は

P「なんで?」

サム「ちょうど君のペイバー代だ、俺は君をペイバーするつもりで出してたんだが、君に上げる」

と言って、スタッフにチェックの合図をすると、スタッフが来てチェックしようとするのを彼女が止めて

そのお金をペイバーと言って渡してた。

P「これで、あなたの隣に座ってられるわ」と言って、そっと抱きついてきた。

俺も、そっと彼女の肩を抱いて、しばらくおしゃべりした後、

P「ねえ、あなたのホテルにいっても良い?私行きたい、大丈夫?」

サム「え?なんで質問するの?」

P「あなた、きっともうタイ人の恋人いるでしょ・・・なんとなくだけど」

サム「いないよ、大丈夫おいで」

と言うと、彼女はパッと明るく笑って、着替えてくると言って席を離れた。

Pは少し背が高めで、俺と身長があまり代わらない。

当然、Pはしっかりと俺の手を握って、嬉しそうにホテルまでの道のりを歩いた。

その時の彼女は、俺の目には本当に嬉しそうだった。
それが、また俺の胸には、ちょっと痛かった。

この胸の痛みを取るためにも、ホテルに帰ったら、彼女に前回のことをちゃんと謝ろうと心に誓った。

ホテルに着くと、彼女はすぐにシャワーを浴びたいと言って来て、さっさとシャワーを浴びてきた。

そして、俺も、同じようにシャワーを浴びて、パンツにTシャツで戻ると、彼女はベットの中にいた。

俺は黙って、椅子のところに行って、タバコに火を着けると、彼女はタオルを巻きなおして、俺のひざの上に乗ってきた。

彼女の少ししっとりした、髪をなでながら、前回のことをなるべく丁寧に謝った。

P「あなたは変な人、そして、とても可愛い人ね」

サム「ははは、俺の方が、君よりずっと年上だぞ。可愛いは酷いな」

P「ううん、年は関係ないよ、やっぱり、あなたはかわいい」
と言って、強く抱きついてきて、ディープキスをしてきた。

彼女を満足させた後に、また椅子に戻って一服してると、彼女がこっちを見ながら、

P「あなたのことスキよ、あなたは私のことどう思ってる?」

サム「好きだよ、君はとっても可愛いしね」

P「じゃあ、私のボーイフレンドになってくれる?」

サム「ボーイフレンド?」

P「そう、あなたに日本人の彼女がいても仕方が無いけど、タイ人の彼女は私だけにして欲しいの」

サム「それは、俺に毎日ペイバーしろって事?」

P「うーん、それが一番良いけど、あなたがタイにいる間は、私となるべく一緒にいて欲しいの、別に夜だけではなく、昼も一緒にいて欲しい」

サム「それだと、君は困らないのか?お店に出なきゃいけないだろ?」

P「困る?なんで?私はあなたと一緒にいたいだけよ、お店は休めばいいし、出してくれるならペイバー代を届に行けば良いだけだし、それにお店であなたを待ってるのが・・・あなたは来てくれないかもしれないでしょ」

サム「ボーイフレンド・・・」

正直言って迷いました。

今回は擬似恋愛をしてみようかと思っていたし、これってその誘いなのか?

ただ、Pちゃんは決して可愛くないわけではないのだが、もう少し上が狙えるのではないだろうか?
と外道な事を考えてしまい、言葉に詰まっていると、

P「ごめんなさい、あなたの都合を考えていなかったね」

P「でも、明日も来てくれると嬉しいな、明日は着替えを用意してくるから、あなたとずっと一緒にいられるわ」
と言って、彼女はシャワーを浴びて帰る準備を整えた。

下まで送っていく途中で、

P「あなた、本当にタイ人の彼女はいないの?本当はいるんじゃない?」

サム「いないよ、俺はもう結構年いってるしね、もう3○才だからそんなにもてないよ」

P「3○?うそ!とても見えないわよ、26位だと思ってた、大丈夫あなたはとても若いわよ、ここもね!」
と言ってちんち○を指ではじかれたw

最後に、「明日も来てね」と言って、ホッペにキスしてくれて、自分のホッペを指差すので、キスすると満足そうにタクシーに乗り込んだ。

ホテルに戻って、時間を見ると・・・2:30・・・まだ逝けるw

昨日のNちゃんのこともあるし、それに今回の目標の1つでもある、擬似恋愛のターゲットを見つけてません(Pちゃんは?という突っ込みは却下です)。

現在の最有力候補はNちゃんで、ルックスはもちろんの事、あの素人っぽいところが、かなりの高ポイントでしょう。

という訳で、グレースに行く事に決定(一応目標はNちゃんだが、大目標は彼女と呼べる子を捜す事です)。



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【サムのタイ日記】2001年9月3日 前編 目が覚めると、彼女がにっこり笑って俺を見つめています 前編(3)

こうして、2時間程いたのですが、最初は誰もペイバーしないと言っていたのですが(これは、間違いなく、イマケンの照れ隠しでした)、イマケンに、俺達が照れんなよ!と言うと、やっぱり、ペイバーしたかったらしくて、イマケンのみがペイバーすると言ったのですが、なんと女の子は今日は生理だからだめ!とのこと・・・・

嘘クセーーーー、そんな奴が店に出てくるわけないだろ、っていうか出すな!

しかし、前にネットで調べた限りでは、この断り方は、相手があまり好きじゃない場合に使う、女の子の常套手段だそうだ・・・

これをこっそりと、セイに言ったら、イマケンに聞こえてしまって、イマケン大ショック!
「マジですかーーーー(TT」

しかし、本当に俺らが落ち込むのこれからで、チェックしてもらうとなんと5600B。
おかしい、中に入った時に、システムの確認をしたら、1時間500Bで飲み放題と言ってたのに・・・
まじかよ!高すぎるって文句を言ったのだが、ビールとかは飲み放題ではなく高い、それに、女の子のチャージ料が馬鹿にならない・・・・結局払うことになってしまい最悪でした。

しかし、イマケンよ、お前にはやられたよ・・・最悪だよ・・・・

気に入った女の子のいる店に行ったはずなのに、違う女の子を選んで、かつ、それが俺とバッティングして、さらにペイバーも出来ないほど嫌われて、最後はぼられる・・・・・イマケン・・・

ぶっ殺す!・・・と言いたいところですが、イマケンも反省はしているようでしたし、やられちゃったものは仕方ありません。

このあと、傷ついたイマケンは、昨日の女の子を探しに、ナナへ行くつもりのようでしたので、分かれて俺とセイは別のお店に行きました。

ここで、途中に少し面白い話があって、イマケンはレインボウに直行するつもりだったのですが、俺が別のお店にも行った方が良いと言って、ナナプラザの2階のあるお店の前に連れていって、ここが良いぞって教えたら、何の迷いもなく、店のドアに手をかけたところで、慌てて俺が止めました。

セイは気づいたみたいですが、イマケンは馬鹿だから、気が付かなかったみたいです。

そこは、レディーボーイの巣です。
前回、Kさんが伝説を残し損ねた店です。

お店の前に、あからさまなレディーボーイがいたのに、イマケンは気が付かなかったみたいね・・・・

そのあと、イマケンは2階の別お店(たしかG-SPOT)に行ったようですが、結局レインボウに行って、Mちゃんを探したようです。

しかし、Mちゃんはいなかったらしく、別の女の子をペイバーしたみたいです(大馬鹿野郎!こんなことをしては絶対にいけません、前もって言ってはいなかったのですが、こんなことしたら女の子は普通怒ります、別のお店に行くのはOKなんですが・・・考えれば分りそうなもんだが、タイの女の子はプライド高いからね)。

俺とセイは、とりあえず、2Fの、賑やかそうなお店に行きました(店の名前は忘れました)。

中は女の子も多くて良い感じでしたが、レインボウの女の子達との違いは、早速女の子達が俺達の膝に乗ってきて、甘えてきてコーラ攻撃です。

ここで、俺の方に擦り寄ってきた子が、セイも、俺も「中沢じゃん!」と、二人そろって思ってしまうくらい、良く似ていました

だからと言って、前回の経験から、簡単にコーラを奢ってはいけないと思い、答えはNO!の1点張りw

しかし、普通なら、ここで女の子達も引くかと思ったら、この子達しぶとくて、俺の膝の上に乗りながらも、中沢が、セイの短パンのすそから手を突っ込んで、触ろうとしてます。

もう1人の子もいっしょになって、ダブルアタックです。

セイはめちゃめちゃ焦って必死になって、2人の手を取り出そうとして(なんでかな?オカマ相手じゃないんだし・・・)いましたが、余計にその子達、面白がって続けます。

あまりにも、セイが抵抗するので、中沢を引き寄せて(まだ膝の上に乗ってる)、胸を揉んだら、抱きついてキスしてくれました。

本当は、この時点で、この子のノリの良さをかなり気に入っていて、ペイバーしちゃおうかと思いましたが、とりあえず、セイに聞くと、セイはやはりペイバーしない・・・

おかしい・・・この中沢とかは、かなり、セイ好みのはずなんだが(ノリと顔がね)。

俺としては、自分が楽しむとしても、セイが楽しめた上で、自分も楽しむつもりだったので、奴がペイバーしないのなら、俺もできません(残念ながら撤収です)。

そして、ナナプラザをぶらぶら歩きながら、なぜペイバーしないのか?

これじゃ俺も生殺しだと言うと、俺には好きにしても良いとうことなので、セイも恥ずかしいのだろうと、勝手に納得してここで、分かれました。



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プロフィール

山岳民族の雄

メビウスのポーンちゃんです。
タイの少数民族出身の43歳!!
ある日本人の援助でチェンマイ大学の日本語学科を卒業し、今はタイのチェンライで日本文学を研究しています。
日本人の旦那さんと一児の母
よろしくお願いいたします。

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