時間よりも、早く出てきたおかげで、Yoshiはまだ出てきていなかった。
入る時よりも、お客の数は増えていて、
Yoshiを待っている間、少し恥ずかしかった。

先ほどの彼女が、また戻ってきて、俺が座っているのを見つけると、しばらく、手を振ってくれていた。

しばらく待っていると、ようやく、
Yoshiが下りてきた。
遠目からみても
、Yoshiが満足そうなのが分かる。

コウイチのお勧めは当ったようだな、ヨカッタ、ヨカッタ・・・これで
、YoshiがMPにハマってくれれば良いのだが・・・。

サム「どうだった?良かったか?」

Yoshi「うん、言葉は全然通じなかったんだけど、一生懸命な子で良かったよ」

Yoshi
「それに見た目も、俺の好みだったし」

サム「そうか、それは良かったな、じゃあ明日も来るのか?」

Yoshi「それは、無いと思う、もういいや、1回だけは経験のつもりで入ったけど、もういいや」

サム「・・・(こうゆう奴なんだよな・・・)だって、気に入ったんだろ?」

Yoshi「うーん・・・でもいいや」

MPハメハメ大作戦失敗・・・さすが
、Yoshi、なかなかハマってくれない。

第1弾の作戦は外したが、次なる作戦を展開しなければならない。

次の作戦はロリロリ大作戦だ。
俺の考えでは、
Yoshiは結構ロリが好きだ(と思う)。

実際のところは、本人しか分からないのだが、俺はそう踏んでる、いや踏んだ!

そこで、インターネットの情報にあった、ナナの、G-SPOTに連れて行くつもりだった。

どちらにしても、昨日は、パッポンに行って懲りた、と言っていたので、もう少し、ゆっくりできるであろう、ナナに連れて行くつもりだった。

ナナならば、それほど、コーラ攻撃も無いし、ゆっくりと、女の子を鑑賞しながら、お酒も飲めるし、
Yoshiには、1番向いていると思った。

時間は20:00を回っており、1度ホテルに戻ってから、ナナへ出発する事にした。
そして、俺はある大事な決心をしたのだった。

ホテルに1度戻って、財布の中を見ると、手持ちが既に5000Bを割っていた。
そこで、両替をしようと思い、チェンジャーを探したのだが、時間はもう既に21:00を過ぎていた。

ホテルのフロントで、両替をしようとすると、3200Bと言われて愕然とした。

いくらなんでも、それは無いだろう・・・・と思い、仕方が無いので、スクンビットの近くで、知ってる限りのところを探したのだが全て閉まってる。

結構歩いたのだが、最終的にはホテルしかないと思い、グランドホテルに行くも、今度は3100Bになってる。

さすがに3100Bでは妥協できなくて、結局、グレースホテルの3200Bで落ちついたのだが、これを読んでいる方は是非注意して欲しい。

ホテルのレートは最悪です・・・(場所にもよるのかもしれないが)。
ですので、両替は昼のうちにしておきましょう。

両替を済ませて、ナナまで歩いている途中に、
Yoshiが時間を気にしだした。
Yoshi「なあ、22:00に、ディーちゃんと待ち合わせしてるんじゃないのか?」

サム「ああ。そうだよ」

Yoshi「じゃあ、行かないとダメなんじゃないのか?」

サム「だって、お前をナナに連れていって、案内しないといけないじゃん」

Yoshi「うーん、そうだけど、俺はいいから行けば?」
これについて、俺は今日1日、ずっともやもやしていた。

ディーが、本当に俺に会いたがっているのか、自信が無かったからだ。
そして、彼女の本当の気持ちを知る術も無い・・・。

前にも書いたが、ディーは本当に焼もちを妬かない・・・。
そして、いつもアップトゥーユーだ・・・別に、俺は痴話喧嘩をしたいわけではないが・・・・。

男心も複雑なんだよな・・・・どこで決めたのか分からないが、とにかく、俺は今日ディーに会うのを止めようと思った。

そして、俺にはその時にはそれが、何故か良い考えのように思えたのだ。
実際のところ、これを書いている今は、何故こんな事をしたのか分からない。

サム「今日俺はディーには会わないつもりだ・・・そして、ナナで気に入った子がいたら、ペイバーするつもりだよ」

Yoshi「なんだそりゃ!良いのかよ?」

サム「ああ・・・今朝の話したろ?なんか、俺には釈然としないんだよ」

サム「何て言ったら良いのか分からないんだけど、とにかく、ディーと1日、離れてみたいんだ」

Yoshi「ディーちゃん、悲しむんじゃないか?」

サム「どうだろうな?悲しんでくれるかも、俺には自信が無いんだよ・・・」

人は、やってみなければ分からないことを、試してみたくなるのだろう。
そして、それが、相手を傷つける事になろうとも、やってみたくなる時があると思う。

特に、男と女の間では、良くあることだろうと思う。
しかし、これをやるとかなりの確立で、悪い方に転ぶ・・・。

俺は何度もこんな事を経験してきた、相手を試す・・・実に失礼な話しだ。
裏を返せば、それだけ、相手を信じたいという気持ちにも、繋がるのかもしれないのだが・・・。

しかし、これは、一方的な理屈でしかない。
こんな事をしてはいけないのだ・・・。

Yoshiは、それ以上、俺には何も言わなかった。
付き合いが長いだけに、俺の気持ちを、なんとなく感じたのかもしれない。

まあ、
Yoshiに言わせれば、俺が、ディーに飽きたように見えるのかもしれないが、とにかく、それについては、言及してこなかった。

サム「じゃあ行こうか?」

Yoshi「ああ・・・でも見るだけだからな」


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