メビウスの輪


このブログでは日本人男性が描く、タイ人女性
との正解のない恋愛小説を公開しています。

どんなに傷つけあってもメゲない、日本人男性
独特の優しさと強さ(弱さも)から紡ぎ出される
愛の軌跡を追ってみましょう!

google_translate
このブログは「The Internet Archive」からデーターを復旧している『【外道の細道】『煩悩の夕暮れ』リターンズ』からデーターを提供してもらっています。オリジナルの外道の細道、及びその関連サイトとは何ら関係がございません。ご了承ください。

「第1話から順番に読みたい」って人は、このメッセージボード右の「タイトル別アーカイブ」ってところから読んでもらえると、昇順(古い記事順)になっているので、読みやすいかも。試して見てね!

epubファイル配信開始!
スマホ・タブレット
で外道の細道を読むなら、「epubファイル配信」のバナーをクリック!!

2001年12月30日(後編) 浅慮

【サムのタイ日記】 後編 2001年12月30日 浅慮(1)

やはり、ポセイドンに行ってみたいので、ラチャダー通りに行く事にする。
行き方は、インターネット見た通り、エメラルドホテルまでタクシーで行って、そこから徒歩だ。

まずは、ナタリーだが、ここはコンシアも何人かいて、俺達が日本人だと分かったのか、日本語の分かるコンシアで、自分でコウイチと言っていたが、愛想が良く、一生懸命、俺達に女の子を勧めていた。

ナタリーは、ひな壇も綺麗で1300、1700と1900のひな壇、さらに、サイドのシートと、中々良い感じだ。

俺的に合格な子が何人かいたのだが、Yoshiが選べないとのことなので、コウイチに別れを告げて、外に出る事にした。

ここまで来て、ポセイドンを見ずに入るのは、愚かというものだろう。

それに、ポセイドンのロシア人と、モデルクラスを見たいというのが、今日の目的でもあるので、まずは、やはり、ポセイドンに行く事にした。

ナタリーからポセイドンまで、てくてく歩いていったのだが、途中、古式按摩が何軒かあるのを見たが、真っ直ぐポセイドンへ。

ポセイドンに入ると、
Yoshiがリュックを持っていたので、預けるように言われる。

2階に上がると,まず1800Bの金魚バチだが、時間が17:00だったせいか、数は20以上いたのだが、早々に見きりをつける。

3階に上がっていくと、ラウンジになってます。
すると、1人の女性コンシアが近づいてきて、座るようにいわれた。

ここの店は初めてか?と聞かれたので、そうだと答えると、システムを説明してくれた。

ロシア人は、どうやら、もういないようだ。
警察の手入れが厳しいせいなのだろうが、理由を聞いても、説明してもらえなかった。
3人ほど、代わる代わる、女性を連れてきて、紹介してくれたが、
Yoshiが決めてからと、俺は思っていたので、全員パス(Yoshiも全員パスだった)。

それではと、今度は、グラビアのような写真のアルバムを持ってきて、勧められたが、その中の女性は、ほとんど、19:00出勤とのことだった。

中は・・・・・・・・・凄い!としか、言い様が無かった。
なるほど、これなら、スーパースターと言われても、納得できるレベルだった。

今回は、そのアルバムを、隅々まで鑑賞しただけだったが、次回は、是非、お手合わせしてみたいものだと思った。

でも、たぶん予約要るんだろうな・・・・・。

後ろ髪を引かれながらも、ポセイドンを後にしなければならなかった。
なぜなら、ここでも
、Yoshiは女の子を選ばなかったからだ。

俺1人が女の子を選んでしまうと、
Yoshiは途方に暮れてしまうだろう。
それはそれで面白いのだが、こんな所で放り出すわけにも行かず、ナタリーまで戻ることにした。

どうしても、
Yoshiに1回でいいから、経験だと思って入ってみろと勧めたのだが、Yoshiはコストパフォーマンスを考えると、ナタリーの方が良いと言ったからだ。

どちらにしても、
Yoshiが、覚悟を決めて、入る気になってくれたわけだから、ナタリーに行く事にする。

しかし、せっかくここまで来たわけだから、ハイクラスとエマニュエルも覗いてみた。
両方とも、イマイチだったのは、時間的に17:30前くらいだったからなのだろうか?

しかし、エマニュエルのコンシアは面白い、実に笑える。

女の子を、俺達に一生懸命勧めてくるのだが、「Good!」の言い方が、「モウタマラン!」みたいな言い方をするのだ。

このおっさんの面白さに免じて、ここで入ってやろうか、と考えてしまうくらい面白かった。

次回の訪タイの時には、また来よう、という気にさせてくれた。
女の子の話ではないが、お勧めできる!



にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 恋するサラリーマンへ    
気に入ってもらえたら、ポチッとお願いいたします。みなさんの優しさが更新の励みです!!
epubファイルバナー_566_45

【サムのタイ日記】 後編 2001年12月30日 浅慮(2)

結局、ナタリーまで、戻ってきたわけだが、俺達が店に入ると、コウイチが気付いてすぐに寄ってきた。

他のお店の様子を聞きたがって、どこのお店はどのくらい女の子がいたのか、結構聞かれた。
とりあえず、話しをしながら、辺りを見回していると、俺達、様子にコウイチが、気付いて女の子を勧めてくる。

この子はサービスがGoodだと、1700の子を勧められたが、俺的には余り好みではなかったでパス。
しかし、Yoshiが、その子でも良いと決めたので、俺は1900の方へ行く。

1900の子の中で、コウイチにお勧めを聞くと19番だというので、素直にそれに従った。

ここで、それぞれ、キャッシャーでお金を払って部屋へ。
前にも感じたのだが、どうも裸になってる時に、飲み物を持ってこられるのは、いただけない・・・。

しかも、お金もその場で(チップもだが)払うので、恥ずかしい事この上ない・・・。
MPのなじめ無い所はここだな・・・。

等と考えているうちに、彼女がお風呂にお湯を入れつつ、俺にちょっかいをかけてくる。
なかなか、楽しい子だった、俺のバスタオルをむしり取ろうとするのだが、返り討ちにしてむしり取った。

ボディの方もなかなかで、俺の好みだったが、どうしても、ディーと比較してしまう。

たとえば、はしゃぐ性格はディーよりも好きだとか、笑顔の可愛さはディーの勝ちだとかね。
まあ、ここでディーの事を考えても仕方が無いので、楽しむ事にした。
相手としては十分な子なのだから・・・。

事が終わって、しばらく、いちゃいちゃしていたのだが、彼女は英語がほとんどダメだったために、俺の拙いタイ語のボキャブラリーでは、会話が持たないのだが、一生懸命、俺を退屈させないようにしてくれた。

その中で、明日も来て欲しいとかあったのだが、俺は分からない振りをして、やり過ごした。

普段、俺は、全くタイ語が分からない振りをする。
もちろん、ほとんど、分からないのだが、明日も来てね、くらいは分かる。

ディーの前では、単語1つ知らないフリをしているのだが、この子の前では、なんとなく、そんな気にならない。

もちろん、英語が全く、ダメだからというのも、理由の一つだと思うのだが、なんとなく、心の許せる子なのだ。
少々、はしゃぐ性格なのだが、心が休まる・・・気がする・・・。

しかし、そんな事を言っても、しょうがないので、さっさと服を着ることにする。
彼女はそんな俺を見て、少し不満そうだったのだが、拙いタイ語でだが。

サム「ありがとう、君はとても良い子だね、俺は君がとても好きだよ」
と言うと、意味が通じたらしく、照れ出した(照れてる間に、服を着終わった)。

照れながらも、俺にちょっかいを掛けてきたので、気が付いたのだが、彼女自身は身体を拭いておらず、少々、身体が冷たくなっていた。

そこで、彼女のバスタオルを手にとって、彼女を抱っこしながら拭いてあげた。

彼女は少しびっくりしたまま、俺を見つめていたが、そのまま、大人しく身体を俺に預けてきた。

ちょうど、俺は、ベットに腰掛ける格好で、彼女を膝の上に座らせたまま、彼女を抱きしめる形で拭きつつ、温めてあげると、彼女にも意図が伝わったらしく、こちらを向いて抱きついてきた。

なんか、座位みたいになってしまったが(俺は服を着てます)、不思議と、恥ずかしさよりも、愛おしさが出てきた。

やばい、と思って、彼女を離して服を着るように促すと、彼女は黙って服を着た。
少し、時間的に早かったのだが、Yoshiの事を考えると、時間の15分前には、外に出ているつもりだった。

なぜなら、Yoshiの場合、時間を余らせて出てくる、公算が大きかったからだ。
あのロビーで、
Yoshiを1人で待たせていると、もう2度と来ないとか言いかねないからね。

そう思ってv出ようとしたのだが、彼女がベットに腰掛けて、立ち上がってくれない・・・。
手を取って、引っ張ると抱きついてくるし・・・・困った・・・。

英語が通じるなら、友達が待ってると、簡単に告げる事が出来るのだが、俺の下手糞なタイ語だと、中々通じなかった。

ジェスチャーを交えながら、説明すると、なんとか分かってくれたので、しぶしぶ、一緒に部屋を出てくれた。

そして、エレベーターを下りる時に、キスしてくれたのが、とても嬉しかった。
下に着くと、手を振って、にこやかに彼女と分かれた。



にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 恋するサラリーマンへ    
気に入ってもらえたら、ポチッとお願いいたします。みなさんの優しさが更新の励みです!!
epubファイルバナー_566_45

【サムのタイ日記】 後編 2001年12月30日 浅慮(3)

時間よりも、早く出てきたおかげで、Yoshiはまだ出てきていなかった。
入る時よりも、お客の数は増えていて、
Yoshiを待っている間、少し恥ずかしかった。

先ほどの彼女が、また戻ってきて、俺が座っているのを見つけると、しばらく、手を振ってくれていた。

しばらく待っていると、ようやく、
Yoshiが下りてきた。
遠目からみても
、Yoshiが満足そうなのが分かる。

コウイチのお勧めは当ったようだな、ヨカッタ、ヨカッタ・・・これで
、YoshiがMPにハマってくれれば良いのだが・・・。

サム「どうだった?良かったか?」

Yoshi「うん、言葉は全然通じなかったんだけど、一生懸命な子で良かったよ」

Yoshi
「それに見た目も、俺の好みだったし」

サム「そうか、それは良かったな、じゃあ明日も来るのか?」

Yoshi「それは、無いと思う、もういいや、1回だけは経験のつもりで入ったけど、もういいや」

サム「・・・(こうゆう奴なんだよな・・・)だって、気に入ったんだろ?」

Yoshi「うーん・・・でもいいや」

MPハメハメ大作戦失敗・・・さすが
、Yoshi、なかなかハマってくれない。

第1弾の作戦は外したが、次なる作戦を展開しなければならない。

次の作戦はロリロリ大作戦だ。
俺の考えでは、
Yoshiは結構ロリが好きだ(と思う)。

実際のところは、本人しか分からないのだが、俺はそう踏んでる、いや踏んだ!

そこで、インターネットの情報にあった、ナナの、G-SPOTに連れて行くつもりだった。

どちらにしても、昨日は、パッポンに行って懲りた、と言っていたので、もう少し、ゆっくりできるであろう、ナナに連れて行くつもりだった。

ナナならば、それほど、コーラ攻撃も無いし、ゆっくりと、女の子を鑑賞しながら、お酒も飲めるし、
Yoshiには、1番向いていると思った。

時間は20:00を回っており、1度ホテルに戻ってから、ナナへ出発する事にした。
そして、俺はある大事な決心をしたのだった。

ホテルに1度戻って、財布の中を見ると、手持ちが既に5000Bを割っていた。
そこで、両替をしようと思い、チェンジャーを探したのだが、時間はもう既に21:00を過ぎていた。

ホテルのフロントで、両替をしようとすると、3200Bと言われて愕然とした。

いくらなんでも、それは無いだろう・・・・と思い、仕方が無いので、スクンビットの近くで、知ってる限りのところを探したのだが全て閉まってる。

結構歩いたのだが、最終的にはホテルしかないと思い、グランドホテルに行くも、今度は3100Bになってる。

さすがに3100Bでは妥協できなくて、結局、グレースホテルの3200Bで落ちついたのだが、これを読んでいる方は是非注意して欲しい。

ホテルのレートは最悪です・・・(場所にもよるのかもしれないが)。
ですので、両替は昼のうちにしておきましょう。

両替を済ませて、ナナまで歩いている途中に、
Yoshiが時間を気にしだした。
Yoshi「なあ、22:00に、ディーちゃんと待ち合わせしてるんじゃないのか?」

サム「ああ。そうだよ」

Yoshi「じゃあ、行かないとダメなんじゃないのか?」

サム「だって、お前をナナに連れていって、案内しないといけないじゃん」

Yoshi「うーん、そうだけど、俺はいいから行けば?」
これについて、俺は今日1日、ずっともやもやしていた。

ディーが、本当に俺に会いたがっているのか、自信が無かったからだ。
そして、彼女の本当の気持ちを知る術も無い・・・。

前にも書いたが、ディーは本当に焼もちを妬かない・・・。
そして、いつもアップトゥーユーだ・・・別に、俺は痴話喧嘩をしたいわけではないが・・・・。

男心も複雑なんだよな・・・・どこで決めたのか分からないが、とにかく、俺は今日ディーに会うのを止めようと思った。

そして、俺にはその時にはそれが、何故か良い考えのように思えたのだ。
実際のところ、これを書いている今は、何故こんな事をしたのか分からない。

サム「今日俺はディーには会わないつもりだ・・・そして、ナナで気に入った子がいたら、ペイバーするつもりだよ」

Yoshi「なんだそりゃ!良いのかよ?」

サム「ああ・・・今朝の話したろ?なんか、俺には釈然としないんだよ」

サム「何て言ったら良いのか分からないんだけど、とにかく、ディーと1日、離れてみたいんだ」

Yoshi「ディーちゃん、悲しむんじゃないか?」

サム「どうだろうな?悲しんでくれるかも、俺には自信が無いんだよ・・・」

人は、やってみなければ分からないことを、試してみたくなるのだろう。
そして、それが、相手を傷つける事になろうとも、やってみたくなる時があると思う。

特に、男と女の間では、良くあることだろうと思う。
しかし、これをやるとかなりの確立で、悪い方に転ぶ・・・。

俺は何度もこんな事を経験してきた、相手を試す・・・実に失礼な話しだ。
裏を返せば、それだけ、相手を信じたいという気持ちにも、繋がるのかもしれないのだが・・・。

しかし、これは、一方的な理屈でしかない。
こんな事をしてはいけないのだ・・・。

Yoshiは、それ以上、俺には何も言わなかった。
付き合いが長いだけに、俺の気持ちを、なんとなく感じたのかもしれない。

まあ、
Yoshiに言わせれば、俺が、ディーに飽きたように見えるのかもしれないが、とにかく、それについては、言及してこなかった。

サム「じゃあ行こうか?」

Yoshi「ああ・・・でも見るだけだからな」


にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 恋するサラリーマンへ    
気に入ってもらえたら、ポチッとお願いいたします。みなさんの優しさが更新の励みです!!
epubファイルバナー_566_45
プロフィール

山岳民族の雄

メビウスのポーンちゃんです。
タイの少数民族出身の43歳!!
ある日本人の援助でチェンマイ大学の日本語学科を卒業し、今はタイのチェンライで日本文学を研究しています。
日本人の旦那さんと一児の母
よろしくお願いいたします。

ブログランキング
最新コメント
ブログ村ランキング
タイ王国ってこんなところ
チェンライの地図
チェンライのお天気
タイ北部(ヌア地方)のご紹介
My Chiang Mai ツイッターですtwitter


時々チェンライのことも呟いてくれます。よかったら、フォローしてあげてね!
Google translate
アクセスカウンター    (ユニークユーザー数)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

アクセスカウンター     (アクセス数)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

タイトル別アーカイブ
記事検索
ブログ村とブログランキングのボタン
気に入ってもらえたら、ポチッとお願いいたします。

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ

にほんブログ村 サラリーマン日記ブログ 恋するサラリーマンへ










みなさんの優しさが更新の励みです!!
最新記事
外道の細道を電子書籍で読む
外道図書館バナー
タグ絞り込み検索
タグクラウド
QRコード
QRコード
こんなもの読むな!!
トップのハートマーク
【外道の細道】『煩悩の夕暮れ』リターンズ


データーを提供してもらっているから、ここに載せるけれど こんな下品なもの絶対に読むな(怒)(怒)(怒)!!!
読者登録