メビウスの輪


このブログでは日本人男性が描く、タイ人女性
との正解のない恋愛小説を公開しています。

どんなに傷つけあってもメゲない、日本人男性
独特の優しさと強さ(弱さも)から紡ぎ出される
愛の軌跡を追ってみましょう!

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2001年12月30日 浅慮の果てに

【サムのタイ日記】2001年12月30日 浅慮の果てに(1)

懐かしいな、好きだという意味では、俺もナナの方が好きだ。
ナナはなんと行っても・・・分かりやすい!。

この一言に尽きるだろう。
それに、俺のタイでのデビューもナナだった(最初はMPだったが、あれは・・・楽しんだ気がしない)。

サム「これがナナだ、どうだ?すごいだろ?」

Yoshi「本当だな、これ全部がGOGOバーなのか?」

サム「ああ、そうだよ、2階もそうだし、3階も一部そうなんだよ」

Yoshi「それで、どこか行くところは決まってるのか?」

サム「ああ、お前はロリが好きなはずだから、G-SPOTって店に結構ロリがいるらしい」

サム「だから、そこへ行くつもりなんだ」

Yoshi「なにそれ?別に俺はそんなんじゃないぞ」

サム「そうか?じゃあ嫌いか?」

Yoshi「・・・・とりあえず、お前に任せるよ、俺は分からないから・・・でも、本当に見るだけだからな!」

サム「果たして、どこまでそう言ってられるかな?・・・フフフ」
と思いつつも、たぶん、
Yoshiはペイバーしないだろうなー、と思ったのだが、可愛いYoshi好みの子がいることを願ってG-SPOTへ・・・・。

しかし・・・・無い・・・・潰れたのか・・・それとも、俺の探し方が悪いのか?・・・。
とにかく、一角がぶち抜かれて、ただの瓦礫の後みたいになってる・・・。

たしか、ここがG-SOPTだったと思ったのだが・・・2階を一回りしても、G-SOPTの看板が無いし・・・。
そこで、仕方なく、レインボウ3→ハリウッドロック→ティティ・ツイスターへ行って見るが、パッとしないというのが本音だった。

それに、やはり、ディーの事が気になって、俺自信が楽しめなかった。

3軒回ったところで、前回のセイ同様分かれることにして、
Yoshiに好きな所に行くように言った。

サム「それじゃな、できれば、お持ち帰りしろよ」

Yoshi
「たぶんしないよ、それじゃな」
とあっさりと別れた。

分かれた後、心のもやもやを持ちながらも、他のお店に行って、今日の相手を探すことにした。
レインボウ1→プレイスクール→ブゥードゥーと回ってみたが、やはり、パッとしない。

どうしても、ディーの事が頭にちらついてしまう・・・情けない・・・。
ブゥードゥーで、1人呼んで、コーラを奢りながら、話してみたが、イマイチ盛りあがらない。

女の子からも、「元気ないね、ここは元気出してね」と言いながら、チン○ン掴まれる始末だ。
そんなノリにも、ついて行けてない・・・。

俺らしくないと、店を出て自嘲気味になったが、理由がはっきりしている以上、それに向かうしかない。
やはり、俺はディーが好きなんだ・・・と自分で悟った。

セックスの問題ではない、夜遅くまで、一緒にいて、心から楽しいと思えるのは、やはり、ディーなんだ。

セックスをするだけなら、他の女の子で十分だ。
しかし、俺にとって最高の笑顔を向けてくれる女の子は、ディーしかいない。

そう思って、タクシーを捕まえて、急いでパッポンへ行く事にした。
時間は既に、23:30を回っていたが、ディーは待っていてくれると信じていた。

そして、たぶん、彼女はちょっと怒った顔をして、俺を迎えてくれるだろうと・・・。
タクシーに乗っている間、そんな事を考えてパッポンヘ向かった。



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【サムのタイ日記】2001年12月30日 浅慮の果てに(2)

ディーの店の前に来ると、昨日の女の子達と違う女の子が迎えてくれた。

サム「ディーに会いに来たんだ、ディーはいるかな?」
女の子達が、顔を見合わせて、奥のマネージャーを呼びに行く。

すると、昨日の女マネージャーが出てきた。
マネージャー「ディーはいないわよ、帰ってくれる」
と、冷たく言われてしまった・・・。

サム「おいおい、俺は昨日も来ただろ、俺の事覚えていないのか?」

マネージャー「さあ?私はあなたの事を覚えていないわ、帰ってくれる」
と、全く取り合ってくれない、普通こんな場合、他の子を勧めてくるのではないか?。

しかし、マネージャーは帰れの一点張りだし、他の女の子も寄ってこない。
ディーの事を聞こうと、店の中で、ディーの妹分や、昨日の女の子達を探したが、1人も見つからない。

マネージャー「ディーはいないわ・・・帰ってね」
と言われて、俺は黙って店を出た。

店を出て、タクシーを拾って、ホテルまで帰ると、真っ直ぐYoshiの部屋へ行った。
サム「
Yoshi、起きてるか?」

Yoshi「ああ、どうした?ナナでペイバーしたのか?」

サム「いや・・・やっぱり、ディーに会いたくて、パッポンへ行ったんだ」

Yoshi「じゃあ、部屋にディーちゃんいるの?」

サム「いや・・・店にいなかった、たぶん、他の男にペイバーされたんだと思う」

Yoshi「なんだそりゃ!あの子はペイバーダメなんじゃないのか?」

サム「知らん・・・しかし、他に考え様が無いだろ」

Yoshiに、店でのいきさつを話してみたが、Yoshiも分からない、としかいい様が無いようだった。
この時の俺は、たぶん、相当落ち込んでいたんだと思う。

それがたぶん、顔や態度にはっきりと出ていたんだろう。
Yoshiが慰めの言葉をかけてくれるぐらいだった。

普段、俺達は付き合いが長い分、遠慮が無い、慰めや励ましの言葉なんか、お互いにかけることはまず無い。

それなのに、この時ばかりは、
Yoshiが慰めの言葉をかけてくれたのが、逆に意外でこれによって吹っ切れた。

サム「じゃあ、今日はディーもいない事だし、グレースでも行かないか?」

サム「落ちこんでてもしょうがない、新しい彼女でも探すさ」

Yoshi
「良いのか?それで」

サム「何が?俺にはもう関係無いよ・・・それに、お前も、1回グレースは行ってみたいって言ってたろ」

Yoshi「そうか・・・じゃあ、付き合うよ」
こうして、俺はディーのことを吹っ切る為に、グレースへと出撃する事になった。

久しぶりのグレースは、様子ががらりと変わっていた。

外は相変わらずの、ブラックパワー全開の状態だったが、コーヒーショップの部分が改装しているらしく、隣のディスコ?がコーヒーショップ代わりになっていた。

一回りしていると、名物のアケミさん(ババア)が声をかけてきた。

俺は、この手のババアは基本的に相手をしないのだが、今回は暇つぶしと、
Yoshiのお相手(できれば、日本語が喋る子)を探して欲しかったので、相手にすることにした。

アケミ「はじめまして~、どんな子が好みなの?」

サム「そうだねー、日本語ができる子いないかなー?」

アケミ「うーん・・・日本語のできる子はいないわ」
そう言いながら、何人かの女の子を連れてきて、俺たちに勧める。

彼女曰く、自分の紹介は絶対安全だ、グレースのほかの女の子は、泥棒したりするけど、自分の紹介なら、そんなことはないとのことだった。

そして、ショート1000B+紹介料が200Bで、泊まり1500B+紹介料が500Bと、中々リーズナブルと言えるかも知れないが、なんせ、紹介料が500Bと言うのが俺には気に入らない。

女の子にお金を払うのは当然なのだが、紹介料が気に入らなくて、俺はアケミに女の子を頼む気がしなかった。

もちろん、アケミがこれで生計を立てているのは分かるのだが、女の子を食い物にしている気がして・・・・。

じゃあ、MPやGOGOはどうなのか?と言われると困るのだが、あちらは正直言って、相手が見えない・・・。

グレースの女の子の方が、なんとなく、哀れに見えるのだ(なぜだかは不思議)。

だからと言って、このアケミが嫌いかと言うと、中々憎めない性格で、面白い。

俺たちが、女の子は要らないと言っても、色々と日本人のことを聞きたがって、話し掛けてくる。

インターネットのことは、やはり、知っているらしくて、自分の事は書かれているのか?とか聞かれたので。
正直に答えておいた。

逆にこうしておけば、ボッタくったりしないだろうとも思った。

この日は、グレースの時間としては早かったせいか、それほどの客はなく、アケミは俺たちで暇を潰しているとも言えた。

アケミの暇つぶしに、いつまでも付き合ってる気はなかったので、一回りしてくると言いながら、席を立った。

アケミは残念そうだったが、それ以上はしつこく、言ってこなかった。

何人か合格ラインの女の子がいたが、
Yoshiは、あまり乗り気では無いようだった。

ここは、グループで来ている女の子が多いので、俺だけというのも気が引ける。

もちろん、俺のスカウターを、ブっ壊すくらいの子がいれば別だが・・・。

この時の俺は、ディーとの事を、忘れさせてくれるような子を探していた。

俺は経験とカンをフルに使って、そのような子を探したが、簡単に見つかるわけが無い
結局、俺達はグレースを後にした。



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プロフィール

山岳民族の雄

メビウスのポーンちゃんです。
タイの少数民族出身の43歳!!
ある日本人の援助でチェンマイ大学の日本語学科を卒業し、今はタイのチェンライで日本文学を研究しています。
日本人の旦那さんと一児の母
よろしくお願いいたします。

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